今更?爆笑問題が 面白い! 《ラジオトーク》太田の知的狂気と田中の異常性。

ラジオです。爆笑問題の本領発揮の場は、テレビではなく ラジオトークなのです。

「JUNK爆笑問題カーボーイ」「爆笑問題の日曜サンデー」 放送時間が火曜深夜と日曜お昼の時間帯なので、必然的に トーク内容は変わってきますが、どちらとも面白い。

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テレビでは田中太田を突っ込むスタイルですが、ラジオ ではこれが逆になり、田中のミスや言葉尻を太田が徹底的に突っ込むとき、そのトークは芸術的な笑いに昇華します。

特に「JUNK爆笑問題カーボーイ」のオープニングトークは太田の思想性を垣間見せながらも固くならず、笑いを交えながらのその話術は、本当に見事です。 先日のオープニングトークで、小林秀雄が語る柳田国男の幼年期エピソードを太田が大興奮のテンションで再現するくだりは、感動ものでした。(後日、小林秀雄本人が語っている動画を見ましたが、話術のプロではないので、太田の語る柳田国男のほうが、遥かに魅力的でした)

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また、それぞれのコーナーは、未だに聴視者からのハガキで番組構成されており、すべて太田がハガキを読み上げるのですが、一切手を抜くことをせず、毎回毎回気持ちを込めて全力で読む姿勢には、頭が下がります。

その空気がそうさせるのでしょうが、常連のハガキ職人(ハガキでネタを投稿するマニア)のネタは、プロの放送作家顔負けのレベルで、実際、ハガキ職人からプロの放送作家になった強者も何人かいるそう。からす

名物の企画で、《ツッコミ祭り》というものがあり、毎回突っ込み担当の漫才師をゲストに呼び、ハガキ職人から送られて来た10のボケのツッコミの精度を田中と競わせます。これはツッコミの力量をリアルに問われるもので、ラジオならではの面白さなのです。

以前、ツッコミでもなんでもない劇団ひとりがゲストの時、そのポンコツぶりが壮絶におかしく、夜中一人で涙流して笑った記憶があります。

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僕はずいぶん前からのヘビーリスナーですが、「JUNK爆笑問題カーボーイ」「爆笑問題の日曜サンデー」の面白さは色褪せるどころか、年々円熟味を増すばかり。 今後は、もっともっと田中が異常性をさらして太田がそれに狂喜乱舞して発狂して貰えれば…。

爆笑問題、まだまだ進化の過程なのです。

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おしまい