心の準備のないまま、ラジオから不意に流れてくる邦楽や洋楽の数々。一切その曲のイメージを持たないまま(意味や理屈)まっさらな心で受け取ったメロディーと言葉の響きは、ダイレクトに僕たちのDNAの波動にシンクロします。それはまるで初恋のときめきにも似た一瞬の煌めき。
ウディ・アレンの映画に《ラジオ・デイズ》というのがあります。 ウディ・アレン自身の幼少時代の自伝的なもので、1940年代、アメリカンポップスやスイングジャズ華やかりし頃の、ラジオにまつわるエピソードを散りばめた美しくて心地よい、ノスタルジックなコメディー映画なのです。
時代は20年ほどズレるのですが、日本は福岡、北九州のスモッグにすすけた貧乏長屋でラジオを聴きながら、幼少期を育った僕としては、泣きたくなるほどに共感した映画だったのです。
初恋のときめきにも似た慕情と郷愁を感じさせてくれる、ラジオから流れ出た《初恋の匂い薫る名曲10選》を いつものように超私的にセレクト。これまたいつものように、ジャンルや時代もバラバラで、なんの脈絡もない楽曲を無理やり紹介(おしつけ)いたします!
①《悲しき雨音》ザ・カスケーズ
中学三年生の晩秋、受験勉強をするふりをしながら深夜ラジオを聴いていたところ、いきなりの落雷の音。そして雨音と共に聴こえてきたのがこの歌。当時の、オールナイトニッポンのパーソナリティー・亀淵昭信が大好きで、毎週土曜日の深夜を楽しみにしていたのです。この番組でたくさんのフォークソングやロック、洋楽を知ることとなるのですが、この《悲しき雨音》は、ずいぶん前の曲で知ってはいたのですが、不意を突かれて流れてきたものだから信じられないほどの慕情と郷愁に誘われ、なぜか涙ポロポロ。運悪くトイレに起きてきた姉に見つかり「夜中に一人で、なん泣きよると?バカじゃないと?」と罵られる始末。
初恋の人との別れを未練たらしく何時までも引きずって、雨に濡れながら「こんなにかわいそうな僕の身に、雨は容赦なく降るのだけれど、そんなにひどく降らないでおくれよぉー。」と女々しく泣きぬれる歌。そう、何時だって失恋を引きずるのは男のほう。女性は一晩泣いて、おいしいものでも食べて、やけ酒飲めば、翌日は心晴れ晴れ。何事もなかったように新しい恋を見つけ現実を生きてゆくのです。 悲しーーーーーーいっ!
それではお聴きください。ザ・カスケーズで《悲しき雨音》。
②《想い出のサンフランシスコ》ジュリー・ロンドン
この曲も深夜ラジオから流れてきて、狂おしいほどに悶えながら聴いたものです。
僕の記憶が確かなら、FM東京で毎週月曜の深夜1時からオンエアーされていた《きまぐれ飛行船》という番組で流されたはず。パーソナリティーの、作家の片岡義男とジャズシンガーの安田南のお二人が朴訥としたトークを展開し、その素人臭さが何故かおしゃれで、大好きな番組でした。番組の最後、安田南がハスキーな声で「眠れ悪い子たち」と囁くのですが、これが最高に色っぽくて、当時高校生の僕はこれを目当てに最後まで聞いていたものです。
話を《想い出のサンフランシスコ》に戻します。
この曲は、トニー・ベネットのバージョンで大ヒットした曲なのですが、ジャズのスタンダードなので、たくさんの歌手がカバーしています。中でもこのジュリー・ロンドンの《想い出のサンフランシスコ》は、そのけだるい歌声とピアノアレンジが最高で、もう、せつなすぎて、せつなすぎて、せつなすぎて…。
歌詞の内容は、「いろいろな都市を この街も良いし、この街も素敵と、たくさん旅して来たのだけれど、最後には初恋の人、太陽のようなあなたのいる思い出のサンフランシスコに私は帰るのよ。」と、歌っているのですが、読み方によっては「いろいろな街で この男も良いし、この男も素敵と、たくさんの男と恋して来たのだけれど、最後には初恋の人、安全パイのあなたのいる思い出のサンフランシスコに私は帰るのよ。」と聞こえ「え、しっぽり歌っとるけど、とんでもなく浮気性な女の歌やん!」と今にして思うのですが、まあ、最後には僕の住むサンフランシスコに帰って来てくれるのだからいいか…。 いや、よくないよくない!
それでもこの曲の哀愁は気持ちよすぎて、そんなことはどうでも良くなってしまうのです。
それでは、悶え苦しんでお聴きください。
ジュリー・ロンドンで《想い出のサンフランシスコ》。
③《少女人形》伊藤つかさ
ラジオが教えてくれる音楽は、自分では絶対セレクトしないであろうジャンルの曲も否応なしに聴かせてくれます。この曲もそうで、10年ほど前、カーラジオから流れてきたものを何の気なしに聴いていたところ、そのメロディーラインと、へったくそな歌声に、何故かジュンとしてしまったのです。
「いけん、いけん。俺はそんなんじゃない。」と否定しても、その歌声が耳から離れなくなり、調べてみると作曲は、南こうせつなのですね。この人、時々いい歌を作るのですが(何様だぁ、俺は!)、この曲は14歳の少女、伊藤つかさの処女性を最大限に表現しており、こうせつおいちゃん、いい仕事をしますなぁーっ。
言い訳ではないのですが、男性である限り誰もが少なからずロリコン気質を持っており、11歳から15歳位の少女の放つ独特の処女性に魅かれてしまうのは仕方のないこと。その年代の少女はどこか神性を宿しており、その神性が巫女としての機能をはたすのでしょう。
その神性を見事に引き出した、こうせつおいちゃんの名曲、
伊藤つかさで《少女人形》、お聴きください。
④《卒業》斉藤由貴
この曲もリリース当時(1985年)、ラジオからよく流れており、イントロが美しいなぁという印象くらいで、さして興味がなかったのですが、それから10年程たった頃、ライブビデオ「Concert ’95 ”moi”」を見てしまったのが運の尽き、斉藤由貴25~6歳の歌声の魅力にドはまりします。根からの女優気質。なので映像を伴って聴くとその魅力を最大限に満喫できるのです。
その魅力は以前、斉藤由貴の記事の中でも書いています。 歌はそれほど達者ではないのに、その表現力は、処女性と娼婦性の相反するものを併せ持った稀有なもので、ゾクゾクするほどの魅力を放つのです。度重なるスキャンダルで干され気味の昨今なのですが、早く復活して、またその魅力をダラダラまき散らしてほしいものです。
それでは、学生時代、制服の胸のボタンを一度もねだられたことのない僕がお勧めします。
斉藤由貴で《卒業》「Concert ’95 ”moi”より」。
⑤《ミスティー》サラボーン
言わずと知れたジャズのスタンダード。エロール・ガーナーの代表作のピアノ曲。
その旋律があまりにも美しすぎて、後年、詞が付けられ、ジャズのスタンダード中のスタンダードとなります。ほとんどのジャズボーカリストが歌っているのですが、今回僕は、サラボーンバージョンをお勧め。
ずいぶん昔、FM東京の昼の番組で、今は亡き細川俊之のナレーションの「グランドファッションのワールドがお贈りする《ワールド・オブ・エレガンス》」というおしゃれな番組がありました。クラシックやシャンソン、ボサノバ、そしてジャズボーカルをバックに、細川俊之が小さな物語を語る、しっとりと落ち着いた品の良い番組で、仕事をしながら長い間聴いていたのです。
小雨の降りしきるある秋の日の午後、細川俊之の心地よい語りの後、サラボーンが歌う《ミスティー》が流れだします。《ミスティー》をこれほど気持ちよく聴かせてくれるサラボーンにジュンとしながら、可愛い彼女と共に、午後のミルクティー(アッサム)を楽しみつつ、フランスの高級クッキーを口に運びます(嘘つけ!)。
はい、本当は一人ショートホープをふかしつつ、ドロドロのUCCの缶コーヒーを飲みながら、ドロドロの部屋で、ドロドロになって仕事をしていたのですが…。
何はともあれ、昔のFM番組は、このような静かで品の良い、趣のある、おしゃれな番組が多かったように思うのです。だからこそセンスの良いジャズやシャンソンなどを僕たちに聴かせてくれていたのです。この《ミスティー》もおしゃれな歌で、歌詞の内容は、身も心もとろける様に恋をしてしまった女性の、狂おしいほどの恋心を歌います。
♪Look at me(私を見て…) から始まる、せつなすぎるラヴソング《ミスティー》。
サラボーンの歌声でどうぞ。
⑥《初恋》舟木一夫
元祖御三家の一人、舟木一夫の登場です。一番上の姉が《高校三年生》からのファンで、この《初恋》を口ずさんでいたことを思い出します。
抒情歌謡を歌わせたら右に出るものなし。《夕笛》《絶唱》《惜別の歌》等、美しい日本語と滑らかな歌声で奏でられるヒット曲の数々は、当時の日本のお母さん達に、大いに支持されたのです。内職をしている母のラジオからも、よく流れていたものです。
《初恋》は、島崎藤村の美しい詩に曲が付られたもの。最初は小林旭が歌ったそうですが、小林旭の情緒性のカケラもないあの甲高い声(自動車ショー歌なんか歌わせたら、素晴らしすぎるのですが)では、この歌の繊細さを表現できず、ヒットしなかったようです(あたりまえやん!)。そして満を持して、女々しさ満載の舟木一夫がカバー。レコード会社の思惑通りの大ヒット。その美しいい流れるような島崎藤村の詩は、僕も大好きでした。
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
僕が表現すれば「林檎を素手で掴んでぇ、僕にくれたんですぅ~その子ぉ。そん時僕ぅ、その子のことが大好きになったんですよぉ。」となるところ、藤村先生は、「やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり」なのですよぉ皆さん!
かぁーーーーーーーーっ! 文学なのです、文学!
このような美しくも瑞々しい初恋を遠い昔に忘れ去ってしまった、枯れたジジィが紹介いたします。舟木一夫で《初恋》。
⑦《 シー・シー・シー 》ザ・タイガース
見つけましたよ! ついに見つけてしまったんです!
ザ・タイガース《 シー・シー・シー 》のテレビ映像!
もう僕の大好物! こんなに楽しそうなタイガースを僕は見たことがありません。メンバー全員、終始、満面の作り笑いでのカメラ目線。中央奥に高台を設け、その上にドラムスのピーが陣取り、狂ったような乱れ打ち。そしてバックスクリーンにはゴーゴーガールのダンスシルエット。下手にベースのサリー、上手はリズムギターのタローを従えて、中央前列、右にリードギターのトッポが珍しくノリノリのギター演奏!そして左手にメインボーカルの若さはちきれるジュリーが腰をくねくねさせ、満面の笑みで歌い踊ります。
特にサリーの、顔面に作り笑いの張り付いた、何が何でものカメラ目線は僕を最高に幸せにしてくれたのです!
YouTubeのこの映像は、ファンの方なら既にご存知でしょうが、わたくし、つい先日の真夜中にこれを見つけ、一人楽しくなりすぎて、おもわず飼い猫二匹をたたき起こしてダンスパーティー!(嘘です) しかし、それくらいハッピーでご機嫌な映像だったのです。サリーのこんな作り笑い見たことない! タローもトッポも常にカメラ目線。そしてジュリーはアイドルとして最高にカワイイ時期だったのでしょう。光り輝いております!
5人のバランスや座りの良さはお見事! こりゃ、売れるわ!売れんわけがない! もう最高! 楽しすぎる! アイドルはこうでなくっちゃ! 皆、エンターテイメントの鏡なのです! いつ何時もカメラ目線の作り笑い!
カメラ目線を止めるな!!
作り笑いを止めるな!!
曲調は、もうコッテコテの初期ビートルズサウンドで、作曲は天下の加瀬邦彦。意味の良くわからん作詞は、泣く子も黙る安井かずみ。サリーのベースから始まり、トッポの ♪チャッ チャ チャッチャ チャッ チャ チャッチャ♪ と奏でる軽ーいエレキサウンドで始まるイントロを聴けば、もう僕たちは踊らずにはいられないのです。 初めて恋の楽しさを知った若者が、理屈抜きで歌と踊りでその楽しさを表現するのに、ロックンロールは最高のアイテムなのです。
それでは、ゆるぎないカメラ目線と作り笑いを存分にご満喫ください!
ザ・タイガースで《シー・シー・シー》!
⑧《哀しい妖精》南沙織
シャイなシンシア。
はかなきシンシア。
最後まで初恋の匂い薫った妖精、シンシア。
南沙織で一番好きだった歌、《哀しい妖精》。 ジャニス・イアンが曲を作り松本隆が日本語の詞をあてがった楽曲で、シンシアもお気に入りの曲だったそう。
ラヴソングの名を借りた隠れた反戦歌で、ボブ・ディランの《風に吹かれて》にインスパイアされて作られたもの。シンシアの透き通った歌声とビブラートを抑えたその歌唱法は、歌詞の内容を伝えることを意識したシンシアの深い思いがあったのでしょう。沖縄が生んだ最初の女性アイドルは、心から平和を願う妖精だったのです。
大学に通っていたころ、愛車の軽、ミニカのカーラジオから初めてこの曲を聴いたのですが、秋の黄昏時、花柄のワンピースをなびかせながら横断歩道を駆け抜けてゆく、見ず知らずの美しい女性を眺めながら耳にしたシンシアの歌声は、全僕を震撼させたのです。 今聴いても、その歌詞の内容以上の、言葉に出来ない切実なメッセージを感じるのです。
それでは秋の夜長、妖精のメッセージを感じてみましょう。
南沙織で《哀しい妖精》。
⑨《北上夜曲》ダーク・ダックス
大学をやめてデザインの専門学校の入学を決意。、学費を貯めるため一年ほど家具制作会社に勤め、家具職人に酷くどやされながら下働き的な辛い仕事をやっていた頃、仕事帰りの車内で《小沢昭一的こころ》というAMラジオの番組を毎日聴いていたのです。
週替わりのテーマに沿って、主人公の悲哀漂うサラリーマンのお父さんが、妻や子供にバカにされながらも孤軍奮闘、世の中を不器用に渡ってゆく様を 小沢昭一の絶妙な話術で面白おかしく語る10分ほどの番組だったのですが、僕はこのおっさんの語りが大好きで、この番組を唯一の楽しみとして日々の辛い仕事を頑張っていたのです。
落語の様な語り口のこの番組が終わった後、次の番組でいきなり流れてきたのが、当時すでに懐メロのカテゴリーにあったこの曲だったのです。スケベで情けないお父さんのお話の後、学生時代の初恋を歌ったこの曲を聴いたとき、このお父さんにも、このような純な時代があったんだろうなぁと思うと、孤軍奮闘するお父さんの哀愁が何倍にも膨れ上がり、何だかやりきれなくなって「お父さんっ、がんばれ!」と呟くのですが、すぐさま「お前が頑張れ!」という声が僕の心の中にこだまして、もっとやりきれない気持ちになったものです。
この曲は、岩手県の盛岡や、宮城県の仙台あたりから自然発生的に歌われ始め全国に広まったそう。あまりにも人気になったことから、様々な歌手がレコードを出します。僕は車の中で聴いたダーク・ダックスのバージョンが大好きで、今でも時々口ずさむのですが、家族にうるさいと罵られ、《小沢昭一的こころ》の主人公のお父さんの気持ちがリアルにわかってしまう今日この頃(泣)。
それでは聴いていただきましょう、ダーク・ダックスで《北上夜曲》。
⑩《走れ!》ももいろクローバー
笑顔が止まらない!
踊るココロ止まらない!
動き出すよ 君の元へ
走れ! 走れ! 走れ!
勉強もスポーツも中の下。なので学校では全然いけてなく、地味でモテない引っ込み思案なこんな《僕》が、初めて、ある女の子を好きになります。この衝動には理屈はありません。自分の心と身体の中にこれほどに燃えるエナジーを感じたことのなかった《僕》は、思わずコンサートチケットを購入。自分でもびっくりするほどの行動力でコンサート会場へ足を運びます。
何にも興味がわかず。最初から諦めてばかりのこれまでの《僕》の人生。そんな《僕》が、彼女たちのがむしゃらなパフォーマンスを見た瞬間、「バカヤロー!!」と、ほっぺたを2.3発張り倒されるほどの衝撃を感じたのです。
周りの人達に何を言われようと、自分を動かすこの衝動にブレーキをかけることなく、後先を考えずに自分だけの新しい道を走り出す勇気を僕に与えてくれた《太陽のようなあの子たち》。
それでも答えは出せないよ
少しの言葉出せないよ
「君が好き」
それだけで世界を変える? 変わる?
笑顔が止まらない!
踊るココロ止まらない!
動き出すよ 君の元へ
走れ! 走れ! 走れ!
今はまだ勇気が足りない!
少しのきっかけが足りない!
動き出して 僕の体
走れ! 走れ! 走れ!
《太陽のようなあの子たち》に導かれ、人生を救われた《僕》や《私》は全国に限りなくいたはず。 アイドルを好きになるということはこういう事なんだと、初めて知った
超鈍感な齢60になってしまった《僕》
♪「君が好き」それだけで世界を変える? 変わる? の本当の意味を理解した
超鈍感な齢60になってしまった《僕》
《太陽のようなあの子》だけに限らず、すべてに対して「好きだ!」という衝動が、人生を造ってゆくのだと理解した、
超鈍感な齢60になってしまった《僕》
青春時代、すべてのものを受け入れず、ひねくれまくって理屈人間だった《僕》の後頭部に、強烈な回し蹴りを叩き込みたい、齢60になってしまった《僕》が自信をもってお贈りする、 太陽の子たちからのメッセージ。
ももいろクローバーで《走れ!》
すべてがうまくいっている時も、とことん落ち込んだ時も、心の窓(感受性)だけは開けておいて欲しいのです。たとえカーテンを閉めていても、少しでもよいのであなたのを心の窓だけは開けておいて下さい。いつの日か、予期せぬ時に予期せぬ風が、必ず吹き込んできます。
年齢は関係ありません、心の窓(感受性)さえ開いてさえいれば、何時だって風は吹きます。
音楽や踊り、お芝居や映画、絵画や彫刻、小説や詩、スポーツやゲーム。
あらゆるものに形を変えて、心の窓(感受性)から初恋の匂い薫る風は吹くのです。
今回、《初恋の匂い薫る名曲10選》と題して、10曲を並べてみたのですが、まだまだ入れ込みたかった名曲がたくさんあるのです。またの機会にご紹介出来たらと思うのですが、僕にとって音楽は、本当に初恋の匂い薫る風の様なもの。
幾度となくこの風に救われてきました。 感じる心さえ失わなければ、幾つになっても初恋の匂い薫る風は、僕たちの心と身体を吹き抜け、豊かに前向きに、生きて行けるのでしょう。
皆さん、生きようぜーーっ! 死ぬなよーーーっ! (By Julie)