韓流スター・チャンドンゴンのモノマネ「アナタカ、チュキタカラーッ！」のギャグでおなじみの芸人・山内健司さん、御結婚おめでとう御座います！
先日ネットで、《芸人かまいたち・山内健司結婚！》のニュースをみて、久しぶりに《かまいたち》のコントを見たいなぁと思っていた矢先、先日のテレビ番組の《ENGEIグランドスラム》に出演しており、大変嬉しく思いました。
相変わらずの間と呼吸でさすがではありましたが、ネタがずいぶん前のものでウケもイマイチだったので、ちょっとガッカリでした。
しかしながら、僕の中の《かまいたち》、こんなもんではありません！
結成当初から、コントも漫才も本当に面白く、幅の広い様々なタイプのネタを持っており、 NHK上方漫才コンテストなどの数々の賞も獲得して、大阪では大変評価されている実力派のお笑いコンビなのですが、いまだ東京進出は果たしておらず、全国的な知名度はそれほどではないようです。
基本的にボケは山内健司でツッコミは濱家隆一なのですが、ネタによっては入れ替わりがあり、どちらも器用にこなします。 ネタは山内健司のもので、その設定はオーソドックスでありながら次第に異常な世界へと逸脱していくパターンや、山内の異常な変態性を全面に押し出し、最後迄その変態性でグイグイと引っ張ってゆくパターン。又、山内の顔にマジックで変な顔を作り登場する出落ちネタなのですが、その顔芸だけで、そこから二人の見事な演技力で笑いを重ねて行くパターンは秀逸で、その力技はまさに圧巻です。
前回のキングオブコントでは、決勝進出をはたしたものの、ライスの爆発的に面白いネタに優勝はさらわれ、M-1でも準決勝までは進出するのですが、決勝のステージは未だ踏んでおりません。
ただ、歌ネタ王決定戦2016では見事優勝をはたしメジャーどころの賞を獲得しております。
この時のネタは僕の一番好きなネタで、濱家が小学生レベルのくだらない替え歌を即興で歌えと山内に要求するも、山内の面白いとする替え歌が原曲を凌駕する程の出来で、すばらし過ぎてちっとも面白くないのです。これを濱家の絶妙なツッコミで最高のコントに仕上げていきます。最初にこのコントを見たときは、その意外性に度肝を抜かれたのを覚えています。
歌手や役者もそうなのですが、芸人も声質が凄く重要で、山内の甲高い声に濱家の落ち着いた柔らかい声の相性がとても良く、しっかりネタの内容が耳に入り、その上、間の取り方が絶妙なので、内容以上の笑いを生んでいる様に思います。
主にツッコミ担当の濱家の間や緩急の取り方は素晴らしく、前回のM-1の時に感じたツッコミの演技力の重要性をより強く感じました。
山内健司の結婚を機に、今年こそM-1かキングオブコントの優勝を達成し、東京進出とともに大ブレイクを果たしてもらいたいものです。
最後に、イラストにあるように、二人とも鼻の左下の所にホクロがあるという「だからなんだ」的などうでもいい情報をお知らせして終わりと致します。
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