《命名考》6 なんと!名前(母音の音)の波動は赤ちゃんが知覚するイメージを定めているそうな…。

風人2

アメリカの「科学的心理学会」という学会が、「赤ちゃんは言葉を認識する前から、音(母音)を通じて世界を学んでいることがわかった」と驚愕の実験結果を発表しているのです。

最近見つけたのですが(おそい?)、《In Deep 》というブログがありまして、そこの管理人さんが日本語で紹介されない世界のニュースを翻訳して紹介してくれており、常日頃、僕の考えている事の裏付けとなる様な研究結果や、その反対でまったく異なる研究結果等が記載されており、非常に面白く興味深い記事のオンパレードなのです。

からす

で、2011年のずいぶん前の記事なのですが、上記の「科学的心理学会」の実験結果が非常に面白かったので、その記事のご紹介です。 《命名考》5でも書いていますが、聖書の『始めに言葉ありき』という概念が、赤ちゃんの行動認識パターンから証明されたという事です。 ここからは《In Deep 》の翻訳記事からの抜粋です。

からす

言葉の意味そのものだけではなく、「言葉の持つ音」というものが私たちには非常に大きな意味を持ち、それは言葉の単語の意味を正確に把握している子どもや大人、共に関係することだ。

そして、最近、小さな赤ちゃんにもその「言葉の音」が大きく関係していることが調査の結果わかった。そして、その行動には母音が大きく関係している。

この内容は、心理学専門誌「サイコロジカル・サイエンス誌」の次の号で発表されることになっている。

今回、この研究では、スペイン語を話す家庭から生後4ヶ月の赤ちゃん 28人と共に研究者たちが調査を進めていた。 赤ちゃんからは両親の顔や姿が見えないようにして、防音室の中で、赤ちゃんを両親の膝の上に座らせた。

防音室には、母音を表す「I」、「O」、「E」、「A」から始まる内容的に意味をなさない綴りの言葉の音声がパイプで 送られた。 この防音室には卵形や円形や正方形などの様々な形をした色の違うオブジェが置かれた。オブジェには大きなものと小さ なものがそれぞれ置かれた。そして、アイトラッカー(人の視線を追う装置)を利用して、赤ちゃんたちがどのオブジェ を見ているのかを実験の中で記録し続けた。

以前おこなわれた同様の調査では、大人の場合、母音の「I」と「E」では小さなオブジェに視線がいき、「O」と「A」で は大きなオブジェに視線が向かった。

これは様々な言語において同様だった。 今回の研究では、赤ちゃんでは、この傾向がさらに大きいことがわかった。

赤ちゃんたちは、ほぼ 100パーセント、その母音に応じての同じ対象を見た。ほぼ必ず、母音の「I」と「E」では小さな オブジェに視線がいき、「O」と「A」では大きなオブジェに視線が向かったのだ。

また、卵形や円形や正方形などの様々な形、そして、様々な色に対しても、赤ちゃんたちは母音に対応した視線の動きをした。

つまり、母音と物体認識の間の相関関係がほぼ絶対的であることが実験で示されたのだ。 研究者は言う。 「これが私たちが生まれつき持っている認知と学習機能なのかどうか・・・それは私たちにはわかりません。しかし、こ れが最も初期の人間の能力の一つであることは間違いないと思います」。

赤ちゃんは言葉の意味を知らない。しかし、母音によって、大きなもの、小さなもの、丸いものなどの形状を「言葉から」 学んでいるということになる。

音の持つ特性によって世界を認識している可能性があるのだ。

からす

以上です。

如何でしょうか。 凄くないですか?

量子力学では、「人々の想念が宇宙を造っている」と言われ「人が認識(観察)して初めて宇宙が出現する、僕たち一人一人 がそれぞれの宇宙を創造しその世界で生きている」と、まあ実験ではそのような意味合いのことが証明されている昨今、人の想念を形成する最初の波動が人の発する音(母音)だとするなら、赤ちゃんに呼びかける名前の母音が、その子の想念の礎として大きく影響するはずです。

からす

物の大小や、丸、四角以外にも、母音によって形成される、色や形のイメージが判明され、 また、母音の配列や組み合わせによってイメージされる物の形態も、詳しくデータ化される事でしょう(もうされている?)。

からす

で、結論です。

やはり音がすべてす。聖書の『始めに言葉ありき』は正しかった。

キリストさん偉い! 以上!

からす

最後に、抜粋させて頂いた《In Deep 》の翻訳記事にはありませんでしたが、『う U』の母音のイメージは、「認知し難いもの」 「漠然としてあやふやな物」「つかみ所のない物」という事で、例えば『空 KU・U』『宇宙 U・TYU・U』『無 M・U』 『風 FU・U』等。 母音の波動の持つ意味と影響力は、まだまだ深遠で興味が尽きませんね。

おしまい