音楽一覧

あぁ麗しの昭和歌謡曲① 黛ジュン《天使の誘惑》作詞・作曲・編曲、そして歌声、そのすべてがパーフェクト。これぞ昭和歌謡曲だぁ! 

七面倒くさい理屈やアーティスト感のすべてを排除した、まったく意味のない単純明快スカスカのラヴソング。《うぶな少女のプラトニックなひと夏の恋》ただそれだけの物語がそのメロディーに乗って、聴き手の胸の内で大きく膨らんでゆくとき、時間の経過と共に沢山の意味を持ち始めます。

100回聴いても飽きないアルバム② アート・ペッパー《ミーツ・ザ・リズム・セクション》

100回聴いても飽きないアルバム・シリーズ(いつできた?)第2弾。ウエストコースト・ジャズのアルト吹きと言えば、ポール・デスモンド、チャーリー・マリアーノ、そして日本でも絶大な人気を誇った、イケメン・サックスプレーヤー、アートペッパー! そして、その代表作といったら?

『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』に見る、ただただ楽しいだけの、アイドル総出演『スカスカ・コメディミュージカル映画』待望論。

シルビイは遠い昔に銀河の彼方へ帰ってしまったけれど、今一度、星のお姫様が現れて、古今東西、日本のアイドル総出演の、全編ラヴ&ピースな『スカスカ・ラヴコメディミュージカル映画』の作成を強く切望するのです。

日本ミュージカル映画の最高傑作! 映画《嫌われ松子の一生》万歳!

厳密な意味ではミュージカル映画の範疇に入らないのかもしれませんが、音楽で物語の大半を表現しているという意味では、この映画をミュージカルと言ってももよいのではないでしょうか? 陳腐でなさけなくて、どうしょうもない人生を コメディータッチで描いてみせることで、人生において、幸、 不幸を計ることの無意味さを映画《嫌われ松子の一生》は教えてくれます。

キース・ジャレット《ケルンコンサート》全編即興で奏でられる、そのピアノ旋律の信じられない程の美しさは、まさしくモナドの領域!

奇跡的な名奏。しかし、この演奏がジャズなのか否か?大きく議論の分かれる所でありますが、音楽的に素晴らしく感動的であれば、そんな事はどうでもよいのです。間違いなくキース・ジャレットの代表的名盤です!