宮本浩次は言っています。この曲《桜の花、舞い上がる道を》は、エレファントカシマシの一つの到達点だと。 「始めに言葉ありき」そして、「始めに笑顔ありき」。今一度この曲を歌おう、♪おまえが笑ってる すべてが始まってる 春の風が吹く青空の下 ♪夢や幻じゃない くすぶる胸の想い 笑い飛ばせ桜花
「手応えなし!」
「もういや~~っ」
「ハイ、♪ブパパブパパ、ブパパ—-ッ!」
漫才師《メイプル超合金》の締めのフレーズをやけくそでつぶやくしかないほどに出口の見えない《令和の曇天》の現状。
難局を正面突破するための、笑いや感動を産み出すエンターテーメントやスポーツの興行もことごとく封じられ、古の昔から疫病退散の願掛けのもとに行われて来た《祭り》(東京オリンピック)さえも延期されてしまった今、僕達は、あらゆるものに対して疑心暗鬼になり、知らず知らずのうちに心の中に《敵対》という想念を育て、そこからまき散らす怒気のウイルスの蔓延は、もしかしたら一番深刻な問題なのかもしれません。
まったく先の読めない現状に、今のところ何が正解なのかもはわかりません。 ここはひとつ個人で出来る予防をしっかり実行しながらも、自分の機嫌は自分で取る(byみやぞん)ことを心がけ、気分だけはなるべく攻撃的にならないよう、明るく穏やかに保つようにしたいものです。
しかしながら、《日本の笑い》を作り続けてきた志村けんが亡くなってしまった事実は衝撃的で、事の重大さを改めて感じてしまいました。
小さな子供からお年寄りまで、あらゆる世代の人達を約半世紀の長きにわたって笑わせ続けてくれたその功績は計り知れません。 今見返しても、8時だョ!全員集合や加藤茶とコンビでのコント、様々な芸能人とのコントの面白さは、ちっとも色褪せておらず、もう見ることが出来ないと思うと残念でなりません。
心よりご冥福をお祈りいたします。
人が幸せを感じて生きるための絶対条件は《笑顔》にあります。 人に《笑顔》の花を咲かせ続けてきた志村けんの意思を継ぐためにも、どんな状況に置かれようとも僕たちは、笑いを忘れてはダメなのではないでしょうか?
昨日、近くの桜咲く白水公園というところへ散歩に出かけました。満開の時期にもかかわらず人影もまばら、さすがに花見をしている人も皆無で寂しいかぎりだったのですが、《令和の曇天》の現状の中、今まさに花吹雪舞い上げて歌舞き歌舞き、笑って笑って、笑い飛ばしている日本全国の桜木。
桜の花びらが舞い散る公園の遊歩道を歩きながら、
「今こそ、人の心のなかにも笑いの花を咲かせ、《融和》という土壌から湧き出でる《包容》という気を発しながら、何とか現状を乗り切ることは出来ないものか?」
「日本中に、いや世界中に蔓延するウイルスをこの花吹雪で包み込み、天に帰すことが出来ないものか?」
という妄想をしていた時に突然、脳内に流れだした歌が、エレファントカシマシ「桜の花、舞い上がる道を」 だったのです。もう10年以上も前の曲で、桜ソングの定番にともくろんでリリースしたのでしょうが、それほどヒットもせず、森山直太朗《さくら》などには足元にも及ばずあえなく惨敗。しかし、この楽曲は非の打ちどころがないほどに素晴らしく、僕は最初に聴いた瞬間、
「名曲だーーぁ!」
と、思わず叫んだほど。
その歌詞の一節をご紹介しますと、
おまえが笑ってる すべてが始まってる
春の風が吹く青空の下
取り敢えず行くしかなさそうだ 上り下りの道
ああ 信じて転がるエブリデイ
見ろよ 大いなる花
街は昨日よりも鮮やか
確かに感じる 明日は来る さあ今おまえと行く
桜の花、舞い上がる道を
夢や幻じゃない くすぶる胸の想い笑い飛ばせ桜花
おぉ! 素晴らしい! 素晴らしすぎる!! もしかしたら宮本浩次の楽曲の中で一番好きな歌かもしれません。エレファントカシマシの楽曲の多くは、厳しい人生を生き抜くための応援歌で、数多くの人々がエレファントカシマシの歌に救われて来たことでしょう。
君の笑い声ですべてが始まる
桜が満開に咲き誇り、その花びらは春の風に煽られて舞い上がる
歌舞け! 歌舞け! 歌舞け!
今日よりも鮮やかに蘇る明日を信じて進もう
桜の花、舞い上がる道を
どんなに重い現実が襲い掛かって来ようとも
笑い飛ばせ桜花!
笑い飛ばせ桜花!
最後にもう一度妄想してみる
「世界中に蔓延するウイルスを 今咲き誇る全国の桜の花吹雪で包み込み、そのすべてを天に帰そう!」
はじめまして!以前から時々ブログを拝見しておりました。
先日から「桜の花、舞い上がる道を」繰り返し聴いていたので、この記事に反応してしまいました。
まさしく名曲ですよね。あまり広まらなかったのが不思議です。「桜歌」ってのはセンチメンタルで甘ったるいのが多くて、あまり好きじゃないんです(すべての桜歌を知ってる訳ではないですが)。でもこの曲は他の歌と一味違うと感じます。桜が舞い散るのでなく、舞い上がらせたのが非凡です。
宮本さん自身桜の歌があまりお好きじゃないようで、だから逆にこんな良い曲ができたのかもしれません。桜を歌うように見せて本当は人生を歌ってる。閉塞感を感じてるすべての人に寄りそう歌になっているように思います。。
ついでに言うと私、応援ソングも好きではありません。でも宮本さんが「がんばろうぜ!」っていう時は苦労をなさった方だけに説得力があって、素直に聞くことができます。あ!彼の歌は本気が詰まっている気がしますね。
非常事態宣言が解除されたけど、みんなまだマスクで距離を取って暮らしています(@大阪)。「取りあえずは行くしかなさそうだ」と新しい日常を暮らしていきます。ライブや舞台がすべて中止になったのが、こんなにガックリくる事とは予想しませんでした。きっとまた沢山のステージが楽しめる日が近いと信じて、毎日を淡々と送っていきます。
はじめまして!なのに長文失礼しました。周りの人に言ってもこの曲をみんな知らなくて(涙)つい長々と…。どうぞ、お元気で!今後もブログを楽しませていただきます。