昭和歌謡曲一覧

あぁ麗しの昭和歌謡曲⑪ ちあきなおみ《夜間飛行》 楽曲の完成度、歌い手・ちあきなおみの比類なき歌唱力。それは昭和歌謡曲の可能性の極致!

昭和歌謡曲の到達点と言っても過言ではない歌手、ちあきなおみ。 美空ひばりに勝るとも劣らないオールマイティーな歌唱力と表現力、そして独自の物語を聴き手に伝える圧倒的な演技力、これは天性のものなのか? 

あぁ麗しの昭和歌謡曲⑩ 内山田洋とクールファイブ《東京砂漠》 ムード歌謡とは一線を画した超硬派なコーラスグループ。前川清のしかめっ面にド嵌まりした、突き刺さるような恋歌。

元来、演歌を毛嫌いし、ポップス志向の強かったヴォーカル・前川清。しかし、デビュー当時から演歌を歌わされ、たどりついたのがこの《東京砂漠》。ド演歌な恋歌なのだけれど、その凄みのあるゴリゴリの歌唱は、前川清にしか出せない超硬派な昭和歌謡曲だったのです!

あぁ麗しの昭和歌謡曲⑨倍賞千恵子《さよならはダンスの後に》 その洗練された歌声は、まだ見ぬ《花の都・東京》に対する憧憬と重なって…。

フーテンの寅さんの可愛い妹、さくら。実は元SKDのトップスターで、歌も踊りも超達者なエンターテナーだったのです。この《さよならはダンスの後に》は、さくら最大のヒット曲でした。大人のお姉さんの失恋の歌。ダンスホールもクラブもカクテルも、ちんぷんかんぷんな保育園児の僕だったのですが、その色香は本能で受け取っていたのです。まだ見ぬ《花の都・東京》に対する憧憬の念も重なって、僕の中で倍賞千恵子は《花の都・東京》を代表する、美しい歌姫だったのです。

ネオ昭和歌謡②《サロメの唇》 いかがわしさとアングラ感満載のズンドコ昭和歌謡ロックグループ。一度聴いたら病付きになること間違いなし!

昭和40年代の歌謡曲をベースに、全曲オリジナルナンバーで展開される《ズンドコ昭和歌謡ロック》。幾度かのメンバーチェンジの末、ボーカル(橘京子)とベース(水のさとし)のコンビ編成に落ち着きます。図らずもドリカムと同じグループ編成になっちゃいました!

ネオ昭和歌謡①《なかの綾》 昭和歌謡曲を新たなラテンアレンジで今に伝える、ホステス感を全身にまとった歌謡シンガー。

ちょうどいい美しさ。ちょうどいい歌唱力。ちょうどいいヤサグレ感。そしてちょうどいいキャバレー感。 昭和歌謡を今に蘇らせ、新たなエッセンスを注ぎ込み、ちょうどいい昭和感満載で歌い上げる歌謡シンガー最後の砦《なかの綾》 瀕死の歌謡曲を救えるのは、もうあなたしかいないのです!

あぁ麗しの昭和歌謡曲⑦ 尾崎紀世彦《さよならをもう一度》圧倒的なスケール感とドラマ性。いつまでも浸っていたい悲哀感。

圧倒的な歌唱力と表現力を併せ持つ、稀代のエンターティナー尾崎紀世彦。レコード大賞受賞曲《また逢う日まで》に続くシングルが《さよならをもう一度》でした。小さな小さな失恋の別れ歌を宇宙的なスケールに転写し、おおらかに歌い上げてくれた尾崎紀世彦。昭和の時代、取るに足らない僕の失恋のトラウマをドラマチックに解き放ってくれたのです。

あぁ麗しの昭和歌謡曲⑥ 西田佐知子《コーヒールンバ》 始めて聴いたラテンのリズム。初めて飲んだサイフォンコーヒーの苦い味。

《コーヒールンバ》と言えば西田佐知子、西田佐知子と言えば《コーヒールンバ》。誰が何と言おうとも僕の中では絶対的にそうなのです。《素敵な飲み物コーヒー・モカマタリ》や、《南の国の情熱のアロマ》は、当時何のことかチンプンカンプンだったけれど、そこがまたとてつもなく魅力的だったのです。

あぁ麗しの昭和歌謡曲④ 日野てる子《夏の日の想い出》《南国の夜》南国に想いを馳せた歌声は、足踏みオルガンのノスタルジーと共に蘇る。

その面影と歌声は、暮れなずむ晩夏のブルーモーメントの空に浮かび上がる、黄金色の街灯に似た、懐かしさとあたたかさ、優しさとせつなさの恋慕の情。若かりし日の日野てる子は、幼少期の僕にとって、南国の美しすぎる歌姫でした。

あぁ麗しの昭和歌謡曲④ 園まり《逢いたくて逢いたくて》 その艶めきと哀愁の瞳が、友達のお母ちゃんの瞳と重なる時。

その美貌と切ないほどに艶っぽい歌声で歌われる《逢いたくて逢いたくて》 昭和歌謡曲・色っぽいお姉さん部門の第一位に、燦然と輝きます。その佇まいは、当時小学生だった僕に、艶めきと哀愁の意味を教えてくれました。