日本ロック界のあだ花《PYG》 その圧倒的なロック魂! GS残党の実力を今こそ思い知れ!!

井上堯之の全仕事の中で、もっとも自身を開放し、思う存分に求める音楽を探究できたバンド《PYG》。GS残党の魂の叫びから作られた圧倒的なサウンドは、当時のロックファンから徹底的に蔑まれ、女性ファンからも支持を得られなかったのですが、6匹の豚野郎の作った楽曲とその演奏は、時代を越えた今、改めて正当な評価を得ているようです。   

ネオ昭和歌謡①《なかの綾》 昭和歌謡曲を新たなラテンアレンジで今に伝える、ホステス感を全身にまとった歌謡シンガー。

ちょうどいい美しさ。ちょうどいい歌唱力。ちょうどいいヤサグレ感。そしてちょうどいいキャバレー感。 昭和歌謡を今に蘇らせ、新たなエッセンスを注ぎ込み、ちょうどいい昭和感満載で歌い上げる歌謡シンガー最後の砦《なかの綾》 瀕死の歌謡曲を救えるのは、もうあなたしかいないのです!

あぁ麗しの昭和歌謡曲⑦ 尾崎紀世彦《さよならをもう一度》圧倒的なスケール感とドラマ性。いつまでも浸っていたい悲哀感。

圧倒的な歌唱力と表現力を併せ持つ、稀代のエンターティナー尾崎紀世彦。レコード大賞受賞曲《また逢う日まで》に続くシングルが《さよならをもう一度》でした。小さな小さな失恋の別れ歌を宇宙的なスケールに転写し、おおらかに歌い上げてくれた尾崎紀世彦。昭和の時代、取るに足らない僕の失恋のトラウマをドラマチックに解き放ってくれたのです。

《ペーパームーン》あなたがそばにいてくれたなら、たとえ紙で作ったお月様でも、本物のお月様より何倍も素敵に感じられるの。

およそ半世紀前に上映された映画《ペーパームーン》 ライアン・オニールとテイタム・オニールの本物の親子が演じる、アメリカン・ロードムービー。今観ても、天才子役テイタム・オニールの可愛さと憎たらしさがスクリーンいっぱいに広がります。

《題名に月のついた名曲10選》あらゆるジャンルの中から超私的に厳選した =Songs For Moonlight=

古今東西、月にまつわる楽曲は数多く生まれています。月の放つ光とその引力は、地球の生物に大きく関わっているそう。まして心を持った人間に及ぼす影響力は絶大で、人の感情は月の満ち欠けに、ぴったりとシンクロしています。だからこそ月は、世界中の人々の詩情を誘発するのです。

のぞきからくりムービー②《銀の月》(試作) 太陽は人の身体をつくり、月は人の心をつくる。

黒く深い川に架かる古い木橋。その木橋のこちら側とあちら側では、太陽の光も色も吹いている風も、まるで異なります。しかし、日が暮れて、東の空に月が昇る頃、そう、見えていたものが見えなくなり、見えなかったものが見えてくるその時刻、月の光は、八百万(やおよろず)の物語を黒い川面に映し出すのです。

やっぱ、ザ・ピーナッツが大好きだぁーーっ! 改めて振り返る、その歌声と日本歌謡界に与えた多大なる功績。

1959年、日本ポップス界の黎明期、奇跡のように現れた双子デュオ《ザ・ピーナッツ》 その飛び抜けた歌唱力とダンスパフォーマンス、そしてコメディエンヌとしての才能は、当時の日本が誇る、世界を股にかけた超一流のエンターティナーだったのです。