映画《幸福のスイッチ》に見る、役者・沢田研二の更なる可能性。
上質で優しい家族の物語。沢田研二が役者としての新境地を見せてくれ、上野樹里の女優としての凄みを感じさせてくれた、2006年公開の日本映画。とても地味なのだけれども、そこはかとなくいいんですよ、この映画。
上質で優しい家族の物語。沢田研二が役者としての新境地を見せてくれ、上野樹里の女優としての凄みを感じさせてくれた、2006年公開の日本映画。とても地味なのだけれども、そこはかとなくいいんですよ、この映画。
およそ半世紀前に上映された映画《ペーパームーン》 ライアン・オニールとテイタム・オニールの本物の親子が演じる、アメリカン・ロードムービー。今観ても、天才子役テイタム・オニールの可愛さと憎たらしさがスクリーンいっぱいに広がります。
ここ最近のミュージカル映画の中で、断トツで面白かったハリウッド・ミュージカル! 題材とされているテーマはありきたりのものだけど、この理屈抜きで涙があふれる、圧倒的な高揚感はどこからくるのか?
あまりにもせつなく、あまりにも美しい、成就されずに黄昏れて行く純愛。アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの名演は、小説とはまた違った慕情を醸し出します。それは胸が張り裂ける様な、上質なプラトニック・ラヴストーリー。(ネタバレありです)
シルビイは遠い昔に銀河の彼方へ帰ってしまったけれど、今一度、星のお姫様が現れて、古今東西、日本のアイドル総出演の、全編ラヴ&ピースな『スカスカ・ラヴコメディミュージカル映画』の作成を強く切望するのです。
厳密な意味ではミュージカル映画の範疇に入らないのかもしれませんが、音楽で物語の大半を表現しているという意味では、この映画をミュージカルと言ってももよいのではないでしょうか? 陳腐でなさけなくて、どうしょうもない人生を コメディータッチで描いてみせることで、人生において、幸、 不幸を計ることの無意味さを映画《嫌われ松子の一生》は教えてくれます。
映画《デッドマン》 チベット密教《死者の書》の導きのような美しき死への誘い。その物語の全編は、主人公ウィリアム・ブレイクの死にゆく《脳内風景》の具現化なのか?