人間《岸部一徳》という生き方。
自己を主張しないという自己主張。没個性という個性。オリジナリティーを剥ぎ取った末の圧倒的なオリジナリティー。絶対に真似の出来ない、人間《岸部一徳》という生き方。
自己を主張しないという自己主張。没個性という個性。オリジナリティーを剥ぎ取った末の圧倒的なオリジナリティー。絶対に真似の出来ない、人間《岸部一徳》という生き方。
漫才師・千鳥の大悟など到底及ばないクセの強さ。溢れんばかりの才能と溢れんばかりの自我意識。天才とキ○ガイを行ったり来たりのジェットコースター人生。ショーケンという名の暴走列車はどこへ行く?
井上堯之の全仕事の中で、もっとも自身を開放し、思う存分に求める音楽を探究できたバンド《PYG》。GS残党の魂の叫びから作られた圧倒的なサウンドは、当時のロックファンから徹底的に蔑まれ、女性ファンからも支持を得られなかったのですが、6匹の豚野郎の作った楽曲とその演奏は、時代を越えた今、改めて正当な評価を得ているようです。
GSサウンズから始まる日本のロックシーンを牽引し続けた影の功労者、その仏様のような人間力は、数えきれないほどのミュージシャンをサポート。心のブルースギタリスト・井上堯之よ、安らかに眠れ!
ちょうどいい美しさ。ちょうどいい歌唱力。ちょうどいいヤサグレ感。そしてちょうどいいキャバレー感。 昭和歌謡を今に蘇らせ、新たなエッセンスを注ぎ込み、ちょうどいい昭和感満載で歌い上げる歌謡シンガー最後の砦《なかの綾》 瀕死の歌謡曲を救えるのは、もうあなたしかいないのです!
圧倒的な歌唱力と表現力を併せ持つ、稀代のエンターティナー尾崎紀世彦。レコード大賞受賞曲《また逢う日まで》に続くシングルが《さよならをもう一度》でした。小さな小さな失恋の別れ歌を宇宙的なスケールに転写し、おおらかに歌い上げてくれた尾崎紀世彦。昭和の時代、取るに足らない僕の失恋のトラウマをドラマチックに解き放ってくれたのです。
およそ半世紀前に上映された映画《ペーパームーン》 ライアン・オニールとテイタム・オニールの本物の親子が演じる、アメリカン・ロードムービー。今観ても、天才子役テイタム・オニールの可愛さと憎たらしさがスクリーンいっぱいに広がります。
古今東西、月にまつわる楽曲は数多く生まれています。月の放つ光とその引力は、地球の生物に大きく関わっているそう。まして心を持った人間に及ぼす影響力は絶大で、人の感情は月の満ち欠けに、ぴったりとシンクロしています。だからこそ月は、世界中の人々の詩情を誘発するのです。
黒く深い川に架かる古い木橋。その木橋のこちら側とあちら側では、太陽の光も色も吹いている風も、まるで異なります。しかし、日が暮れて、東の空に月が昇る頃、そう、見えていたものが見えなくなり、見えなかったものが見えてくるその時刻、月の光は、八百万(やおよろず)の物語を黒い川面に映し出すのです。
1959年、日本ポップス界の黎明期、奇跡のように現れた双子デュオ《ザ・ピーナッツ》 その飛び抜けた歌唱力とダンスパフォーマンス、そしてコメディエンヌとしての才能は、当時の日本が誇る、世界を股にかけた超一流のエンターティナーだったのです。