連続テレビ小説《半分、青い。》 わたくし、楡野鈴愛役《永野芽郁》の魅力のみで毎朝視聴しております。
神聖な朝ドラに、くっついては離れてを繰り返す沢山のラヴロマンスを散りばめた、恋愛ドラマの大家《北川悦吏子》脚本の問題作。 永野芽郁の演技が群を抜いて魅力的。ダテにスマートフォンのCMに、深田恭子&多部未華子と並んで抜擢されていたわけではないのです。
神聖な朝ドラに、くっついては離れてを繰り返す沢山のラヴロマンスを散りばめた、恋愛ドラマの大家《北川悦吏子》脚本の問題作。 永野芽郁の演技が群を抜いて魅力的。ダテにスマートフォンのCMに、深田恭子&多部未華子と並んで抜擢されていたわけではないのです。
嫌煙運動家が見たら卒倒しそうな全編喫煙シーンの映画。しかし、その煙草の煙のようなもの(嘘)も、人生には必要不可欠な要素ではないのかと全編を通して語りかけくれる、いつまでも浸っていたい最高に心地よい肌触りの物語なのです。
上質で優しい家族の物語。沢田研二が役者としての新境地を見せてくれ、上野樹里の女優としての凄みを感じさせてくれた、2006年公開の日本映画。とても地味なのだけれども、そこはかとなくいいんですよ、この映画。
稀代のメロディーメーカー、大野克夫。その作曲・編曲の才能は、沢田研二(ジュリー)を1970年代、日本歌謡界のスーパースターの座に押し上げます。
自己を主張しないという自己主張。没個性という個性。オリジナリティーを剥ぎ取った末の圧倒的なオリジナリティー。絶対に真似の出来ない、人間《岸部一徳》という生き方。
漫才師・千鳥の大悟など到底及ばないクセの強さ。溢れんばかりの才能と溢れんばかりの自我意識。天才とキ○ガイを行ったり来たりのジェットコースター人生。ショーケンという名の暴走列車はどこへ行く?
井上堯之の全仕事の中で、もっとも自身を開放し、思う存分に求める音楽を探究できたバンド《PYG》。GS残党の魂の叫びから作られた圧倒的なサウンドは、当時のロックファンから徹底的に蔑まれ、女性ファンからも支持を得られなかったのですが、6匹の豚野郎の作った楽曲とその演奏は、時代を越えた今、改めて正当な評価を得ているようです。
GSサウンズから始まる日本のロックシーンを牽引し続けた影の功労者、その仏様のような人間力は、数えきれないほどのミュージシャンをサポート。心のブルースギタリスト・井上堯之よ、安らかに眠れ!
ちょうどいい美しさ。ちょうどいい歌唱力。ちょうどいいヤサグレ感。そしてちょうどいいキャバレー感。 昭和歌謡を今に蘇らせ、新たなエッセンスを注ぎ込み、ちょうどいい昭和感満載で歌い上げる歌謡シンガー最後の砦《なかの綾》 瀕死の歌謡曲を救えるのは、もうあなたしかいないのです!
圧倒的な歌唱力と表現力を併せ持つ、稀代のエンターティナー尾崎紀世彦。レコード大賞受賞曲《また逢う日まで》に続くシングルが《さよならをもう一度》でした。小さな小さな失恋の別れ歌を宇宙的なスケールに転写し、おおらかに歌い上げてくれた尾崎紀世彦。昭和の時代、取るに足らない僕の失恋のトラウマをドラマチックに解き放ってくれたのです。