日本ロック界のあだ花《PYG》 その圧倒的なロック魂! GS残党の実力を今こそ思い知れ!!
井上堯之の全仕事の中で、もっとも自身を開放し、思う存分に求める音楽を探究できたバンド《PYG》。GS残党の魂の叫びから作られた圧倒的なサウンドは、当時のロックファンから徹底的に蔑まれ、女性ファンからも支持を得られなかったのですが、6匹の豚野郎の作った楽曲とその演奏は、時代を越えた今、改めて正当な評価を得ているようです。
井上堯之の全仕事の中で、もっとも自身を開放し、思う存分に求める音楽を探究できたバンド《PYG》。GS残党の魂の叫びから作られた圧倒的なサウンドは、当時のロックファンから徹底的に蔑まれ、女性ファンからも支持を得られなかったのですが、6匹の豚野郎の作った楽曲とその演奏は、時代を越えた今、改めて正当な評価を得ているようです。
GSサウンズから始まる日本のロックシーンを牽引し続けた影の功労者、その仏様のような人間力は、数えきれないほどのミュージシャンをサポート。心のブルースギタリスト・井上堯之よ、安らかに眠れ!
去年、大変な盛り上がりを見せた《沢田研二50周年記念LIVE》。そして今年、古希を迎えたジュリーの勢いはとどまることを知らず、2018.3.11 ニューシングルをリリース。さらに今年も7月から来年1月にかけて、全国縦断ツアーが大々的に開催されます。そしてたまたま見つけた、44年前の1974年に行なわれた《JULIE ROCK’N TOUR’74》全国縦断ツアーのチケットとスナップ写真を眺めながら、スーパースター・ジュリーの今と昔に想いを馳せて。
言わずと知れた、沢田研二のソロデビュー曲。美しいストリングスのアレンジは、当時の昭和歌謡曲のなかでもひときわ美しく、ミュージカル的で、スケールの大きな多面性を持った楽曲でした。それほどヒットはしなかったのですが。僕の中では、ピーナッツ《恋のバカンス》と並んで、宮川泰・岩谷時子コンビの最高傑作なのです。
ジュリー69歳!今なおステージ上で戦っております。今年還暦のジジイが見た《沢田研二 50周年記念LIVE》鳥栖市民文化会館大ホール大会。徹底的主観で語る、沢田研二の現在。※本来は鑑賞記なのでしょうが、ジュリーは未だ戦っているので、観戦記といたします。
《NHK紅白歌合戦》が全盛を誇っていた1970年代。お年寄りから子供まで、ほとんどの国民は、この番組を食い入るように観ていました。とりわけ1972年の紅白は昭和歌謡全盛期で、平均視聴率は何と80.6%! 我らが沢田研二(ジュリー)が、初出場を果した年でもあったのです。
凄まじいばかりのエンターティナー魂。50年歌い続けても尚、その貯金にすがる事無く、新規のファンを求め続ける心意気! ここまで頑固で、真正直に生き抜いているロッケンロールジジィは、清々しくもあるのです。
シルビイは遠い昔に銀河の彼方へ帰ってしまったけれど、今一度、星のお姫様が現れて、古今東西、日本のアイドル総出演の、全編ラヴ&ピースな『スカスカ・ラヴコメディミュージカル映画』の作成を強く切望するのです。
日本の歌謡界は世界に類を見ない程の多様性を誇っています。中でも沢田研二から始まるアイドル文化は日本独自のもので、インターネットが広範囲に普及した現在、ジャニーズやAKBグループなどのアイドルファンの輪は全世界に広がっております。また、日本のファンが「アイドルに何を求めているのか?何を託しているのか?」等の微妙な心情までも、海外のファンは理解しつつあるようです。
郷愁を誘う古き良き時代のラヴソングをシンプルに歌うことは、直接的ではないけれど反戦、反原発のメッセージにはならないのでしょうか? 戦後70年余り、おおらかにラヴソングを歌える幸せ。このような日常の何でもない暮らしを守ることこそ、僕たちの願いです。