文学一覧

詩人・川崎洋《いま始まる新しい今》 加速度的に変容してゆく令和の時代、僕たちは次々と立ち現れる《新しいいま》と、どう対峙すればよいのか? それは僕達も常に《新しい自分》に変容して生きてゆくこと。

詩人・川崎洋《いま始まる新しい今》 加速度的に変容してゆく令和の時代、僕たちは次々と立ち現れる《新しいいま》と、どう対峙すればよいのか? それは、僕達も常に《新しい自分》に変容して生きてゆくこと。

ウィリアム・ワーズワース《草原の輝き》 幼少の頃に見た、光輝く草原。草花、木立、小川、小鳥、蝶々、虹、そよ風の煌めきを もう僕達は二度と見ることが出来ないのか?

ウィリアム・ワーズワースの美しい詩をベースに作られた、ピンクマルティーニの楽曲に《Splendor In The Grass》というのがあります。中でもストーム・ラージをボーカルに迎えたライブバージョンは涙が出るほどに素晴らしく、この曲をご紹介すると共に、聴きながら思いついた、くだらないショートショート物語も無理やりにお届けいたします。

サラ・ヴォーン《ラヴァーズ・コンチェルト》を聴きながら、ウイリアム・ブレイクの詩《無垢の予兆》を感じてみる。《幸せ》とは森羅万象を感じ得る感受性にあるのか?

世界は常に変化しながら、その一瞬一瞬に二度と再現することのできない美しさを放っています。 色と光のハーモニー、風が運ぶ草木のメロディー。 これら森羅万象の響きを感じ取れる感受性で世界を見た喜びと感動をダイレクトに伝えてくれるサラ・ヴォーンの《ラヴァーズ・コンチェルト》

《一休宗純》権威、偽善、そして常識を徹底して嫌ったパンクロッカー、けっして誤魔化しを許さなかった稀代の破戒僧。

すきすきすきすきすきっすき、一休さん。 アニメのイメージの一休さんは、ほぼ作り話。パンクロッカー《一休宗純》は、女色、男色なんでもござれ。寒さを凌ぐために、なんと仏像さえも燃やしてのけるアナーキーぶり。その手ごわさは誰も太刀打ちできません。

《カズオ・イシグロ》ノーベル文学賞受賞を期に、遠い昔に観た映画《日の名残り》の感動を思い出す。

あまりにもせつなく、あまりにも美しい、成就されずに黄昏れて行く純愛。アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの名演は、小説とはまた違った慕情を醸し出します。それは胸が張り裂ける様な、上質なプラトニック・ラヴストーリー。(ネタバレありです)

詩人《金子みすゞ》の祈りと絶望。自らの命を泥の沼に沈め、死後50年の時を経て、その絶望の沼に一輪の花を咲かせた、金子みすゞの祈りとは?

夭逝の童謡詩人、金子みすゞ。その短い生涯の間に500余編もの詩を綴ります。子供のままの感受性で世界を感じ、純粋無垢な視座から、広く俯瞰した神の視座へダイナミックに移行するその詩編の振り幅は、自身の祈りと絶望の人生に、転写されてしまうのです。